©Taro YASUNO
Photo: Hitoshi TAKEUCHI

第17回 アート部門 審査委員会推薦作品

ゾンビ音楽

メディアパフォーマンス

安野 太郎

作品概要

本作は、リコーダーにエア・コンプレッサーで空気を送り、音を発する自作自動演奏ロボットによる音楽だ。ロボットには、機械が人間にいかに近付くかという命題があるが、本作の機械は、人間のようには演奏しない。ゆえにこの機械は厳密にはロボットとは呼べない。生きている人間の逆(死)を指向する本作の機械(ゾンビ)が、「ゾンビ音楽」を演奏するのである。