功労賞
功労賞インタビュー|刀根 康尚

刀根 康尚

刀根 康尚
サウンドアーティスト/作曲家/パフォーマンス・アーティスト

プロフィール
1935年、東京都生まれ。千葉大学卒業。1958年に即興演奏を始め、小杉武久、塩見允枝子、水野修孝らと結成した即興音楽集団「グループ・音楽」は、日本初の即興演奏グループとなった。1962年に一柳慧を通じて知り合ったジョージ・マチューナスの誘いでフルクサスに参加。さらにハイレッド・センターやチーム・ランダムなど、多くの前衛芸術運動に関わった。現代美術評論家としても知られる。1972年に渡米し、活動拠点を米国に移してからは、ジョン・ケージなどとも交流し、数々のイベントに参加。制作物のなかでは特に音楽作品がよく知られており、CDの盤面にスコッチテープを貼り、プレイヤーの読み取りのエラーによるノイズを発生させる、またAIを取り入れ、バーチャルな自身の演奏を自らが妨害することにより、パフォーマンスが成立するという表現手法などを用いた。無数の国際実験音楽祭に招待され、2002年には、プリ・アルスエレクトロニカでデジタル・ミュージック部門の金賞を受賞した。

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