第24回 功労賞

さくま あきら

ゲームクリエイター

プロフィール

1952年、東京都生まれ。ゲーム制作者、ラジオパーソナリティー、放送作家、歌手、作詞家、マンガ評論家。小池一夫氏の劇画村塾第1期生。立教大学在学時よりライター活動を開始し、アニメ雑誌『OUT』の投稿コーナーや『週刊少年ジャンプ』の読者ページ「ジャンプ放送局」の構成などが人気を博する。1987年に『桃太郎伝説』で初めてゲーム制作に携わり、1988年からはすごろく型の多人数プレイ可能ゲーム『桃太郎電鉄』シリーズが現在まで続く人気シリーズとなる。ゲーム制作のために全国各地を駆け巡り、自らの目と舌で吟味した逸品を、ゲーム内の物件駅に登場させている。

贈賞理由

『桃太郎電鉄』(1988)は、西武グループの元オーナー堤義明氏をモデルにしているとか。そのために200冊もの本に目を通しただとか。だから、さくま氏が本気で桃鉄をプレイするときは、つつみ社長の名前でやるとか。おもしろい逸話が膨大にある同氏ですが、今日のメディア芸術を語るうえで欠かせない存在であることは間違いないので、ここに功労賞を贈ります。(川田 十夢)