© Hajimu Adachia 1998

第2回 デジタルアート(ノンインタラクティブ)部門 優秀賞

赤い夜の嘆きのなかで

CG静止画

足立 元 [日本]

贈賞理由

観る者を異次元の中にいざない、夢なのか現実なのか、ミクロかマクロか、タイトルにある「嘆き」という言葉が持つ、指針を失いそうになる不安な感覚を感じさせる作品である。その表現には、より崇高なニュアンスが欲しいところであるが、「嘆き」という人間の感情のねじれを、CGによりビジュアルに表現することに挑戦した点が大きく評価できる佳作である。