審査委員Jury Members

アート部門

  • 秋庭 史典

    美学者/名古屋大学准教授

    名古屋大学大学院情報学研究科准教授。専門は美学・芸術学。20年近く数学者、生物学者、計算機科学者、複雑系科学者、認知科学者、心理学者、科学哲学者、ロボット倫理学者、情報哲学者などに囲まれながら仕事をする。「情報」「生命」という観点は広範かつ多様な分野の学者と共有することができるため、そうした観点から美や芸術について考えることを心がける。『あたらしい美学をつくる』(みすず書房、2011)の出版を通じ、制作者と話をする機会が増える。
  • 池上 高志

    複雑系科学研究者/東京大学大学院総合文化研究科教授

    1984年東京大学理学部物理学科卒業、89年同大学院理学系研究科博士課程修了。90年神戸大学大学院自然科学研究科助手。94年東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻助教授、2008年より現職。理学博士。複雑系と人工生命をテーマに研究を続けるかたわら、アートとサイエンスの領域をつなぐ活動も精力的に行う。著書に『動きが生命をつくる̶生命と意識への構成論的アプローチ』(青土社、2007)、『生命のサンドウィッチ理論』(講談社、2012)、『人間と機械のあいだ』(共著)(講談社、2016)など。
  • ゲオアグ・トレメル

    アーティスト/研究者

    1977年、オーストリア、ブルゲンラント生まれ。ウィーン応用美術大学にてメディアアート、RCAにてインタラクションデザインの修士号を取得。2005年、福原志保とともにアーティスティック・リサーチ・フレームワーク「BCL」をロンドンで結成。東京を活動拠点とし、主にバイオテクノロジーの発展と水問題による社会へのインパクトと、私達の意識が自然・社会・文化それぞれの環境においていかに映し出されているのかを探索し、科学、アート、 デザインの領域を超えた活動を続けている。また「共同ハッキング」などのプロジェクトを通じて「閉じられた」テクノロジーや独占市場に介入し、それらを人々に開いていくことをミッションとしている。現在、東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センターDNA情報解析分野リサーチャー、早稲田大学理工学術院・岩崎秀雄研究室主宰の生命美学プラットフォーム「metaPhorest」客員研究員。バイオテクノロジーの可能性について実践・議論するプラットフォーム「BioClub」プログラムディレクター。
  • 田坂 博子

    東京都写真美術館学芸員

    東京都生まれ。主な企画に「映像をめぐる冒険vol.5 記録は可能か。」(2012-13)、「高谷史郎 明るい部屋」(2013-14)、「アピチャッポン・ウィーラセタクン 亡霊たち」(2016-17)、「エクスパンデッド・シネマ再考」展(2017)、「[第2-12回]恵比寿映像祭」(2009-20)など。
  • 八谷 和彦

    アーティスト/東京藝術大学准教授

    メディアアーティスト。九州芸術工科大学(現九州大学芸術工学部)画像設計学科卒業後、コンサルティング会社勤務。その後、株式会社PetWORKsを設立。現在に至る。作品に『視聴覚交換マシン』や『ポストペット』などのコミュニケーションツールや、ジェットエンジン付きスケートボード『エアボード』やメーヴェの実機を作ってみるプロジェクト『オープンスカイ』などがあり、作品は機能をもった装置であることが多い。2010年10月より東京藝術大学美術学部先端芸術表現科准教授。

アート部門選考委員

  • 伊村 靖子

    情報科学芸術大学院大学准教授

  • 岡 瑞起

    筑波大学システム情報系准教授

  • 高尾 俊介

    甲南女子大学文学部メディア表現学科講師

  • 萩原 俊矢

    Web デザイナー/プログラマ

  • 平川 紀道

    アーティスト

  • 平原 真

    大阪芸術大学芸術学部アートサイエンス学科准教授

  • 明貫 紘子

    キュレーター/研究者

  • やんツー

    美術家

  • 指吸 保子

    NTTインターコミュニケーション・センター [ICC] 学芸員

エンターテインメント部門

  • 川田 十夢

    開発者/AR三兄弟 長男

    1976年、熊本県生まれ。99年、ミシンメーカーに就職。面接時に書いた「未来の履歴書」のとおり、同社ウェブ周辺の全デザインとサーバ設計、全世界で機能する部品発注システム、ミシンとインターネットをつなぐ特許技術発案などをひととおり実現する。09年に独立し、やまだかつてない開発ユニット「AR三兄弟」の長男として活動。主なテレビ出演番組に『笑っていいとも!』『情熱大陸』『課外授業 ようこそ先輩』など。近年の活動として、『星にタッチパネル劇場』(東京・六本木ヒルズ)、『ワープする路面電車』(広島)を発表。渋谷でコントライブ『テクノコント』を旗揚げするなど、実空間を拡張することにも乗り出している。毎週金曜日20時00分からラジオ番組「INNOVATIONWORLD」(J-WAVE)が絶賛放送中。ジャンルとメディアを横断する、通りすがりの天才。
  • さやわか

    ライター/物語評論家

    ライター、物語評論家、マンガ原作者。ゲームをめぐる著書に『僕たちのゲーム 史』(星海社)、『文学としてのドラゴンクエスト』(コアマガジン)、『ゲー ム雑誌ガイドブック』(三才ブックス)がある。他の著書に『一〇年代文化論』、『文学の読み方』(星海社)、『AKB商法とは何だったのか』(大洋図書)、 『キャラの思考法』(青土社)、『名探偵コナンと平成』(コアマガジン)など。マンガ原作に『qtμt キューティーミューティー』(LINEコミックス、作 画・ふみふみこ)がある。
  • 時田 貴司

    ゲームクリエイター/株式会社スクウェア・エニックス プロデューサー

    1966年、神奈川県生まれ。演劇活動のアルバイトとしてファミコン時代よりドット絵でゲーム制作を始める。プランナー、ディレクターを経て、現在はプロデュース業務に従事。代表作は『FINAL FANTASY Ⅳ』、『LIVE A LIVE』、『クロノ・トリガー』、『半熟英雄』シリーズ、『パラサイト・イヴ』、『ナナシ ノ ゲエム』など。現在は株式会社スクウェア・エニックス第二開発事業本部ディビジョン6 プロデューサー、株式会社Tokyo RPG Factory取締役。一般社団法人コンピュータエンターテイメント協会人材育成部会では後進の育成にも参画している。
  • 長谷川 愛

    アーティスト

    アーティスト。バイオアートやスペキュラティブ・デザイン、デザイン・フィクション等の手法によって、生物学的課題や科学技術の進歩をモチーフに、現代社会に潜む諸問題を掘り出す作品を発表している。情報科学芸術大学院大学卒業後渡英。2012年英国Royal College of ArtにてMA修士取得。2014年から2016年秋までMIT Media Labにて研究員、MS修士取得。2017年から2020年3月まで東京大学特任研究員。『(Im)possible Baby, Case 01: Asako & Moriga』が第19回文化庁メディア芸術祭アート部門にて優秀賞受賞。上海当代艺术馆、森美術館、イスラエルホロンデザインミュージアム、ミラノトリエンナーレ、アルスエレクトロニカ等、国内外で多数展示。著書に『20XX年の革命家になるには──スペキュラティヴ・デザインの授業』(BNN新社、2020年)など。
  • 森本 千絵

    コミュニケーションディレクター/アートディレクター

    株式会社goen°主宰。コミュニケーションディレクター、アートディレクター。武蔵野美術大学客員教授。1999年武蔵野美術大学卒業後、博報堂入社。2006年史上最年少でADC会員となる。07年、株式会社goen°設立。Canon、KIRIN、niko and...などの企業広告をはじめ、松任谷由実、Mr.Childrenのアートワーク、日本テレビ24時間テレビチャリティーTシャツデザイン、NHK『半分、青い。』のポスターデザイン、山田洋次監督『男はつらいよ50 お帰り寅さん』のポスターデザインほか、映画や舞台の美術、動物園や保育園の空間ディレクションなど活動は多岐にわたる。2018年から二子玉川ライズクリスマスプロデュース、キネコ国際映画祭アーティスティック・ディレクター兼、審査委員長を務める。著書に2010年『うたう作品集 MORIMOTO CHIE Works 1999-2010』(誠文堂新光社、2010)、『アイデアが生まれる、一歩手前のだいじな話』(サンマーク出版、2015。2018年に同書・中国版『想法誕生前最重要的事』刊行)がある。

アニメーション部門

  • 大山 慶

    プロデューサー/株式会社カーフ代表取締役

    1978年、東京都⽣まれ。イメージフォーラム映像研究所にて映像を学び、東京造形⼤学を卒業。卒業制作『診察室』が学⽣CGコンテスト最優秀賞を受賞、第9回⽂化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品に選出され、カンヌ国際映画祭監督週間をはじめ多くの国際映画祭で上映される。09年に『HAND SOAP』がオランダ国際アニメーション映画祭最優秀賞、オーバーハウゼン国際短編映画祭映画祭賞、広島国際アニメーションフェスティバル優秀賞など多数受賞、第13回⽂化庁メディア芸術祭審査委員推薦作品に選出。イメージフォーラム映像研究所専任講師。株式会社カーフ代表取締役。
  • 小原 秀一

    アニメーション監督/アニメーター

    1956年、鹿児島県生まれ。3DCGを含め、アニメーション全般の演出監督に携わる。主な作品に、CM『Qoo』、『スラムダンク/ホコリ君の逆襲』、『ばかうけ天才バカボン』、劇場アニメーション『火迺要慎』、『大砲の街』、『AKIRA』、テレビアニメーション『日本昔ばなし』、『スージー・ズー』、『天才ビットくん』、絵本『とのさまと海』、PV『Flying Lotus-More』など、短編長編PVコンセプト及びキャラクターデザイン他作品多数。
  • 佐藤 竜雄

    アニメーション監督・演出・脚本家

    1964年、神奈川県生まれ。『飛べ!イサミ』(1995)でテレビシリーズ初監督。次いで『機動戦艦ナデシコ』(1996)を手掛け、劇場版『機動戦艦ナデシコ』(1998)で日本SF大会で星雲賞を受賞。『ねこぢる草』では、モントリオール・ファンタジア映画祭の最優秀短編賞と批評家賞、文化庁メディア芸術祭の優秀賞を受賞。自身のオリジナル作品である『学園戦記ムリョウ』では、原作と全話の脚本も担当(いずれも2001)。監督・シリーズ構成の『モーレツ宇宙海賊』(2012)によって2度目の星雲賞を受賞した。ほかの代表作としては『宇宙のステルヴィア』(2003)、劇場版『モーレツ宇宙海賊 ABYSS OF HYPERSPACE -亜空の深淵-』(2014)、『アトム ザ・ビギニング』(2017)がある。現在オリジナル新作を準備中。
  • 須川 亜紀子

    横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院都市文化系教授

    英国ウォーリック大学大学院映画・テレビ学科博士課程修了。PhD。専門は、アニメーションや2.5次元舞台などのポピュラー文化論、オーディエンス/ファン研究。日本アニメーション学会会長。テレビアニメーションにおける少女表象やオーディエンスについてジェンダーの観点から研究。最近は「2.5次元文化」における女性ファン研究に従事。主著に『少女と魔法―ガールヒーローはいかに受容されたのか』(2014年日本アニメーション学会賞受賞、単著、NTT出版、2013)、『Japanese Animation: East Asian Perspectives』(共著、University Press of Mississippi、2013)、『Teaching Japanese Popular Culture』(共著、AAS、2016)、『Shōjo Across Media』(共著、Palgrave Macmillan、2019)、『Women’s Manga in Asia and Beyond』(共著、Palgrave Macmillan、2019)、『アニメ研究入門〈応用編〉』(共編著、現代書館、2018)、『アニメーション文化55のキーワード』(共編著、ミネルヴァ書房、2019)など。
  • 水﨑 淳平

    アニメーションディレクター/神風動画代表取締役

    企画や監督、デザインなど、プリプロに活動の幅を特化させ、MVやゲーム・アニメのオープニング、劇場長編を中心に活動。近年は、グラミー賞受賞アーティストSturgill Simpsonのビジュアルアルバム『SOUND&FURY』のメインエピソードの監督や、スマートフォンの映像をタテとヨコで切り替えるメディアスタイルを自ら発案し、東京事変『能動的三分間』のMVにアニメーション階層を加えるなど映像の可能性を広げ続けている。座右の銘は「妥協は死」。その他の監督作品は、劇場長編作品『ニンジャバットマン』、NHKみんなのうた『トゲめくスピカ』など。

マンガ部門

  • 表 智之

    北九州市漫画ミュージアム専門研究員

    1969年、大阪府生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士課程(後期)修了。博士(文学)。京都精華大学にて「京都国際マンガミュージアム」の開館に携わり、研究員として学芸全般に関わった後、2011年より現職に就き、学芸業務の統括に従事している。また、17年に発足した「創作同人誌展示即売会 九州コミティア」を主催する任意団体「九州コミティア・ミーティング」の副代表も兼務。日本マンガ学会では13年度から17年度まで理事を務めた。主な業績に『マンガとミュージアムが出会うとき』(金澤韻・村田麻里子と共著、臨川書店、2009)、『差別と向き合うマンガたち』(吉村和真・田中聡と共著、臨川書店、2007)、『「はだしのゲン」がいた風景-マンガ・戦争・記憶-』(吉村和真・福間良明編著、梓出版社、2006)など。作家特集本の作品年譜・作品解説も多く手がける。
  • 川原 和子

    マンガエッセイスト

    1968年、広島県生まれ、福岡県育ち。幼稚園教諭、アニメーション制作会社ガイナックスの広報等を経てフリーに。マンガに関するエッセイ執筆やインタビューなどを行う。著書に『人生の大切なことはおおむね、マンガがおしえてくれた』(NTT出版、2009)。主な連載に、ウェブマガジン『Webnttpub.』(NTT出版)にてマンガ時評「此れ読まずにナニを読む?」(2007-14)、「マンガこそ読書だ!!」(2015-19)。『総特集三原順』(河出書房新社、2015)などにエッセイ寄稿。ムック『池田理代子の世界』(朝日新聞出版、2012)では編集協力、および執筆を担当。日本マンガ学会第10回大会(2010)にてシンポジウムのパネリストや、東京工芸大学にてゲスト講師なども務める。
  • 倉田 よしみ

    マンガ家/大手前大学教授

    1954年、秋田市生まれ。高校卒業後ちばてつや先生に師事。5年半のアシスタント生活を経て独立。第4回小学館新人コミック大賞に入選。入選作『萌え出ずる…』でデビュー。1984年から描きはじめた『味いちもんめ』で1999年、第44回小学館漫画賞受賞。『味いちもんめ』は現在も連載中。2009年から大手前大学で教鞭をとりはじめる。日本の学生だけでなく世界各地、中国、韓国、台湾、マレーシア、パリ、シアトル、モンゴル、ウクライナでワークショップを開く。マンガジャパン会員、日本漫画家協会理事。外務省日本国際漫画賞、漫画家協会漫画賞、中国広州金龍賞、マレーシア新人漫画賞等の審査員を務める。
  • 島本 和彦

    マンガ家/株式会社アイビック代表取締役社長

    北海道中川郡池田町出身、北海道札幌市在住。本名は手塚秀彦。1982年『必殺の転校生』にてデビュー、代表作に『炎の転校生』、『逆境ナイン』、『燃えよペン』、『吼えろペン』、『超級! 機動武闘伝Gガンダム』、『アニメ店長』など。現在『アオイホノオ』、『ヒーローカンパニー』を連載中。『アオイホノオ』で第60回小学館漫画賞一般向け部門、第18回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。株式会社アイビック代表取締役社長も務める。
  • 西 炯子

    マンガ家

    12月26日、鹿児島県生まれ。1988年、小学館プチフラワー3月号にて『待っているよ』でデビュ-。代表作に『STAY』シリーズ(2002-06)、『電波の男よ』(2007)、『娚の一生』(2008-12)、『姉の結婚』(2010-14)などがある。『娚の一生』は平成22年度[第14回]文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品となる。マンガ作品以外に小説の挿絵なども手掛ける。2006年、『STAY ~ああ今年の夏も何もなかったわ~』が古田亘により実写映画化され、15年、『娚の一生』が廣木隆一により実写映画化される。現在、『月刊flowers』にて『初恋の世界』、『ビッグコミックオリジナル』にて『たーたん』などを連載中。

マンガ部門選考委員

  • 伊藤 遊

    京都精華大学准教授

  • 猪俣 紀子

    茨城大学准教授

  • 小田切 博

    フリーライター

  • 菅野 博之

    マンガ家/神戸芸術工科大学教授

  • 久保 直子

    比治山大学短期大学部美術科専任講師

  • 玉川 博章

    メディア研究者

  • 豊田 夢太郎

    漫画編集者

  • 長池 一美

    大分大学国際教育研究推進機構教授

  • 日高 利泰

    マンガ研究者