2020.3.623rd Contest
第23回文化庁メディア芸術祭の受賞作品及び功労賞受賞者を決定いたしました。文化庁メディア芸術祭は、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門において優れた作品を顕彰するとともに、受賞作品の鑑賞機会を提供するメディア芸術の総合フェスティバルです。厳正なる審査の結果、世界107の国と地域から応募された3,566作品の中から、部門ごとに大賞、優秀賞、新人賞、ソーシャル・インパクト賞、U-18賞を選出しました。また、世界17の国と地域から応募された46作品の中から、フェスティバル・プラットフォーム賞を選出しました。あわせて、功労賞としてメディア芸術分野に貢献のあった方を選出しました。
■ 功労賞 受賞者
ミシガンからメッセージをお送りします。第23回文化庁メディア芸術祭アート部門で大賞を受賞できたことを光栄に思います。東京を訪れることを楽しみにしていますし、日本に行くのも初めてのことです。 芸術的な伝統が世界に大きな影響を与えてきた日本の皆さんと私の作品を共有できることを楽しみにしています。改めてお礼を申し上げます。ありがとうございました!
©︎ 2019JOC
表現を作る時、私たちが基にしている考え方のひとつ、「人間の知覚や認知能力に着目すると、そこには強い表現が生まれる」ということが、この受賞により支持された気がしており、今後も自信をもって活動が進められそうです。
参加してくださったアスリートのみなさん、協力いただいた方々、この度は、有り難うございました。
©︎ 2019 Daisuke Igarashi・Shogakukan / “Children of the Sea” Committee
大変大きな賞をいただけると聞き、とても興奮しています。
本作を信じ、支え、力を注いできた全てのスタッフと喜び合える機会を得た事が何よりも嬉しいです。
「なぜ絵なのか?」
制作期間中、常に全セクションがこの問いに向き合い、もがき苦しんでいたように思います。本作は私たちが到達し得たささやかな「絵であることのこたえ」とも言えます。
メディア芸術祭で本作に光をあてて頂けた事は、数多あるアニメーションがそれぞれに持つ「こたえ」の一つとして存在が許された様でホッとしています。
この受賞が私たちに勇気を与えてくれています。
また一歩前へ進めます。
ありがとうございました!
『ロボ・サピエンス前史』はこれまでになくリラックスして楽しく描くことができたマンガです。そんな気分が作品にも反映され、そんなところが評価されたのかもしれない。そう考えたらこれほど幸福なことはありません。機会を与えてくれた方々と読者のみなさんに感謝します。
受賞作品等の発表に関するプレスリリースは、以下のページからご確認いただけます。