10回 エンターテインメント部門 講評

【作品カテゴリ別講評】映像

このジャンルに出品されてきたような、10分以下程度のショートムービーコンテンツは、いろいろなメディアにおいて今後ますます必要とされるジャンルだと思っている。それと同時に、エンターテインメント性が今以上に重要になってくるジャンルでもあると思う。今回の審査では、テレビCM、ゲームのオープニング、ミュージックビデオなど、さまざまな用途でつくられたクオリティの高いエンターテインメント映像が混在するなかで、特にメディアの連動性や特性を意識した表現や、既存のジャンルや形態から抜け出そうとしている作品が目を引き、印象的に感じられたように思う。そのなかで、新たな映像ジャンルを開拓していくセンスをもった作品が選ばれた。

プロフィール
田中 秀幸
映像ディレクター、アートディレクターとして活動中。