Photo: Kikuyama

第20回 アート部門 審査委員会推薦作品

形骸化する言語

メディアインスタレーション

菅野 創/やんツー[日本]

作品概要

人工知能が文字の形とパターンだけを学習し、意味は成さないが文字のように見える線を生成し、書き連ねる作品。本作の元になった文字の形は「あいちトリエンナーレ2016」にて収集された、各国の作家10人による手書きのステートメントや作品解説である。各文字体系の形状に加えて手癖も学習されており、プロッターで筆記される線はあたかも重要な言葉のごとく、見るものを欺くようでもある。
[310 cm (W) x 135 cm (L) × 15 cm (H)]