©YAMAKAWA Naoto

第16回 マンガ部門 審査委員会推薦作品

澄江堂主人

山川 直人

作品概要

マンガ界の“吟遊詩人”とも称される異才が、綿密な考証と自在な解釈で描く、文豪・芥川龍之介の生と死。漱石・谷崎・百間(現代の表記は「百閒」)ら多彩な表現者たちとの交流や、震災・戦争の影など激動する時代を活写しながら、天才作家の死に至る彷徨を繊細に描き出し、あの「ぼんやりした不安」の意味に新たな光を当てる。