©Leandro Manuel Nunez
Photo: Tana

第18回 アート部門 審査委員会推薦作品

Desilusiones ópticas

インタラクティブアート

Leandro Manuel NUÑEZ

作品概要

鑑賞者が紙吹雪を宙に投げると、その紙と壁の上にアルゼンチンの軍事独裁政権時代の行方不明者の顔が映し出されるインタラクティブインスタレーション。紙吹雪は、1978年に同国で開催されたサッカーワールドカップの祝祭の象徴である。本作ではワールドカップが、76年の軍事クーデターにより誕生した独裁政権の弾圧を隠蔽(いんぺい)する手段となったことを示唆している。