レオノーラの猛獣刑

古代ローマ、ライオン飼育係の奴隷少女レオノーラと弟分のライオン・マックスは富豪ペルトスに雇われる。正義感の強いレオノーラは、奴隷をすぐ死刑にしてしまう癖があるペルトスのもと、さまざまな理不尽を目の当たりにし、次第に怒りに飲まれていってしまう。1人の少女を通して、怒りの危険性とその制御が、白と黒のみで構成された切り絵のような画風で表現される。