第15回 アート部門 審査委員会推薦作品
SPIN
メディアインスタレーション
Atelier Bram VREVEN
作品概要
複数の円と点が回転する9つの映像。別室のケース内では、ピンポン球サイズの9つの球体が回転している。絶え間なく動く球体と、その様子をライブストリーミングする映像で構成されたインスタレーション作品である。映像は、実際の球体とは異なる存在のように、点と円が回転するグラフィカルな図像を映し出す。メディアや視点の差異によって、ある対象が異なる見え方をすることから、本作は「オリジナルとコピーの違いとは何か」という、現代のメディアを取り巻くトピックを顕現させている。