第19回 アート部門 審査委員会推薦作品
File Under Subjectivity
映像作品
Cathryn QUAIL
作品概要
主観と客観の視点の隔たりからどのような事実が浮かび上がるかを検証した作品。作者は、このテーマを視覚的に探究するため、1980年代のロンドンのブリクストン地区で起こった暴動の記録映像を利用した。街並みに混じり、武装した警察官、煙、炎が映し出される。映像素材と作者の関係性に加え、映像メディアにおける真相と報道、そしてその報道をめぐるリアリティとの関係を探っている。