第6回 アニメーション部門 奨励賞
電車かもしれない
短編アニメーション
近藤 聡乃 [日本]
贈賞理由
大学生の課題制作ということであるが、その完成度の高さには大変驚かされた。目新しい技術を追及することなく、できることでしっかりと工夫をする、そのアニメーションの楽しみ方と意欲に好感が持てる。「ジャパニメーション」という言葉を生み出した日本のアニメーションは、正にこの部分に特殊性が集約されているはずだ。日頃はこの絵でマンガを描いているという「描き手」の個性、音楽の面白さ、音楽とのシンクロナイズも素晴らしい。