20回 文化庁メディア芸術祭

開催概要Outline

  • 募集期間

  • 主催

    文化庁メディア芸術祭実行委員会

  • 会長

    宮田 亮平(文化庁長官)

  • 運営委員

    青木 保(国立新美術館長)

    建畠 晢(多摩美術大学長)

    古川 タク(アニメーション作家)

受賞作品展Exhibition

  • 開催日程

  • 贈呈式

    2017.9.15(金)

  • 会場

    NTT インターコミュニケーション・センター[ICC]

    東京オペラシティ アートギャラリー

  • サテライト会場

    FabCafe Tokyo

    TOHOシネマズ 新宿

    笹塚ボウル

    サナギ 新宿

    社会福祉法人トット基金 トット文化館

    新宿区立子ども総合センター

    東京工芸大学

    ニュウマン新宿

    目白大学

    学校法人・専門学校 HAL東京 総合校舎コクーンタワー

    ブラジル大使館

    ルミネ新宿(ルミネ1、ルミネ2) 協力:

  • 入場料

    無料

  • 協力

    FabCafe Tokyo

    J-WAVE

    Music Office Bop Wind

    ニュウマン新宿

    Peatix

    TOHOシネマズ 新宿

    株式会社コルグ

    サナギ 新宿

    ソニー株式会社

    社会福祉法人トット基金 トット文化館

    ヒビノ株式会社

    ブラジル大使館

    ヤマハ株式会社

    株式会社 ルミネ

    ルミネエスト新宿

  • 協賛事業

    体験!メディア芸術の世界(長崎県美術館)

    ショートピース!仙台短編映画祭2017(仙台短編映画祭実行委員会)

    MOTサテライト 2017秋 むすぶ風景(東京都、東京都現代美術館・アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団))

審査委員 / 選考委員Jury / Major

審査委員

アート部門

佐藤 守弘(視覚文化研究者/京都精華大学教授)

石田 尚志(画家/映像作家/多摩美術大学准教授)

中ザワ ヒデキ(美術家)

藤本 由紀夫(アーティスト)

森山 朋絵(メディアアートキュレーター/東京都現代美術館学芸員)

エンターテインメント部門

東泉 一郎(デザイナー/クリエイティブディレクター)

遠藤 雅伸(ゲームクリエイター/東京工芸大学教授)

工藤 健志(青森県立美術館学芸員)

佐藤 直樹(アートディレクター/多摩美術大学教授)

米光 一成(ゲームデザイナー)

アニメーション部門

髙橋 良輔(アニメーション監督)

木船 徳光(アニメーション作家/IKIF+代表/東京造形大学教授)

西久保 瑞穂(映像ディレクター)

森野 和馬(映像作家/CGアーティスト)

横田 正夫(医学博士/博士[心理学]/日本大学教授)

マンガ部門

犬木 加奈子(マンガ家/大阪芸術大学客員教授)

門倉 紫麻(マンガライター)

古永 真一(文学者/首都大学東京准教授)

松田 洋子(マンガ家)

みなもと 太郎(漫画家/マンガ研究家)

選考委員

アート部門

田所 淳(クリエイティブ・コーダ―)

西川 美穂子(東京都現代美術館学芸員)

服部 浩之(キュレーター)

福原 志保(アーティスト/研究者/Google ATAPテキスタイル開発兼クリエイティブリード)

藤川 悠(茅ヶ崎市美術館学芸員)

水野 勝仁(甲南女子大学文学部メディア表現学科講師)

プレスリリースPress Release

未実装

受賞作品Award-winning Works

総評General comment

  • 建畠 晢

    多摩美術大学長

    文化庁メディア芸術祭も20回目を迎えた。ほかのジャンルのフェスティバルとは異なって、つねに技術的、方法的に新たな表現の可能性を切り開こうという意識が強く働いてきたことを考えれば、この20回の時間の厚みは、まさに“新しくあろうとすることの歴史”を形成してきたことになる。ここ数回は技術の新奇性よりもメディア芸術という領域の成熟を感じさせるようになってきているが、しかしこの成熟も未来の安定を保証するものではあるまい。ひょっとしてAIという途方もない世界のアートへの介入前夜の静けさが応募作を支配しているのかもしれないのだ。ともあれ今回の各部門の大賞はさまざまな意味で今という時代を象徴するものであった。エンターテインメント部門の『シン・ゴジラ』は言わずと知れた大メジャー作品だが、今の社会状況に照らして結構複雑な解釈を誘発するアレゴリーをなしている点が興味深い。アニメーション部門の『君の名は。』もブロックバスターだが、やはり大震災後の社会でなければ生まれなかった不思議な魅力をもったファンタジーであるに違いない。アート部門の『Interface Ⅰ』は純然たるアナログの方法によってデジタル・イメージ的な世界を捉え直すというきわめてユニークにして完成度の高い(そしてどこかユーモラスでもある)作品だが、これもデジタルの技術がすべてを席巻する時代であってこそ積極的な意味をもつ実験なのである。メディア芸術祭は未来の芸術の方向を示すと同時に、私たちが身を置く現代の生々しい断面でもあるということに注目していただければと思う。

  • 古川 タク

    アニメーション作家

    2017年の1月、おとそ気分をぶっ壊す勢いで、このところメディアという言葉が良くも悪くも新聞やTVの日々の話題として連日のように取り上げられている。いわく「SNSなどの新メディアが味方をした」、「我々メディア側にも責任がある」などの意見や、メディアを敵対視しツイッターで発言を重ねる人物などなど。一体全体、20世紀からメディアが果たしてきた役割はなんだったのかさえも問われかねない、ちょっと驚愕すべき時代が今頃になってやってくるとは。さて今少し時間を戻してみる。去年の夏頃の日本では、今回エンターテインメント部門の大賞に輝いた『シン・ゴジラ』が巷の話題をさらっていた。東京駅を舞台にしたエンディングに感心する人、福島の原発事故当時の政府の対応を裏に読み取る人、口コミとSNSによって話題は話題を呼んでいった。間髪を入れず今度は、まるで夏休み明けの学生たちを待っていましたとばかりに『君の名は。』が空前の大ヒットとなった。今回しごく当然のようにアニメーション部門の大賞に選ばれた。この余波で引き続き優秀なアニメーション映画に観客が大挙押しかけている。同じ頃街中で大騒動を巻き起こしていたのがエンターテインメント部門優秀賞の『Pokémon GO』であったことは今更言うまでもない。思い出してもスゴいちょっと特別な夏であった。比べて年明けからの不安感はどうだ?いやいやアーティスト達にとっては最高の作品づくりのアイディアが日々提供され続けているのかもしれない。