13回 文化庁メディア芸術祭

開催概要Outline

  • 募集期間

    2009.7.16(木) - 9.25(金)

  • 主催

    文化庁メディア芸術祭実行委員会

    [文化庁・国立新美術館・CG-ARTS協会]

  • 会長

    玉井 日出夫(文化庁長官)

  • 運営委員

    林田 英樹(国立新美術館長)

    岩木 肇(CG-ARTS協会理事長)

    浜野 保樹(東京大学大学院教授)

受賞作品展Exhibition

  • 開催日程

    2010.2.3(水) - 14(日)

  • 贈呈式

    2010.2.2(火)

  • 会場

    国立新美術館(六本木)

  • 入場料

    無料

審査委員 / 選考委員Jury / Major

審査委員

アート部門

佐藤 卓

岡﨑 乾二郎

四方 幸子

関口 敦仁

辻川 幸一郎

エンターテインメント部門

河津 秋敏

内山 光司

後藤 繁雄

斎藤 由多加

桝山 寛

アニメーション部門

鈴木 伸一

幾原 邦彦

木船 園子

野村 辰寿

樋口 真嗣

マンガ部門

しりあがり寿

さいとうちほ

永井 豪

細萱 敦

村上 知彦

受賞作品Award-winning Works

総評General comment

  • 浜野 保樹

    東京大学大学院教授

    文化庁メディア芸術祭の応募作品が毎年増加の一途をたどり、海外からの応募もついに50ヵ国を突破し53ヵ国となった。海外からの応募作品を日本の作品と同等に審査するためには、翻訳業務などが必要となり、事務局の作業量も増加している。量だけではなく質的向上も急なために審査に時間を要し、審査委員のメディア芸術に対する情熱で、過重な負担をなんとか耐えているといった状況が続いている。メディア芸術の振興を通じて海外との交流が増えている昨今、メディア芸術祭の存在意義は一層大きくなっているため、厳正な審査による作品の選定と、その紹介という責務を引き続き果たすためには、審査体制の拡充が必要になっている。
    本年度は「特別功労賞」という特例処置がとられた。2009年7月21日に57歳で急死された金田伊功氏に対して、多くのアニメーション関係者から功労賞候補にしてほしいという嘆願があった。功労賞は多年にわたる功績のあった個人を顕彰するものとして第7回から設けられたが、死後贈賞は行なわない決まりになっていた。金田氏がご存命であれば業績からして、いつの日にか功労賞候補になっていたことは間違いなく、作品以外には氏の名前を伝えていく手立てがないことや、これまでに顕彰されていないこと、そして多数のアニメーション関係者からの強い要望もあり、運営委員と審査委員との協議の上、特例措置として「特別功労賞」を授与することに決定した。金田伊功氏の功労を長く伝えるとともに、アニメーターの仕事の重要性を再確認する一助となれば幸いである。