第11回 受賞作品エンターテインメント部門Entertainment Division
大賞
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Wii Sports
ゲーム
『Wii Sports』開発チーム(代表:太田 敬三) [日本]
野球、テニス、ボクシングなどよく知られているスポーツを題材にしたゲーム作品。各スポーツの動き、楽しめるポイントを描き出し、Wiiリモコンによる直感的な操作を実現している。国籍、年齢を問わず、地球規模で広まったWiiを代表する作品といえる。
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Wii Sports
ゲーム
『Wii Sports』開発チーム(代表:太田 敬三) [日本]
野球、テニス、ボクシングなどよく知られているスポーツを題材にしたゲーム作品。各スポーツの動き、楽しめるポイントを描き出し、Wiiリモコンによる直感的な操作を実現している。国籍、年齢を問わず、地球規模で広まったWiiを代表する作品といえる。
優秀賞
奨励賞
審査委員会推薦作品
METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS
ゲーム
小島 秀夫(KONAMI) [日本]
あしたのハーモニー
Web
「あしたのハーモニー」製作委員会代表 平山 浩司 [日本]
イッツディー
Web
佐野 勝彦 [日本]
ガール イン ワンダーランド
Web
寺林 憲一/納富 奈津子/西村 優子 [日本]
ウイニングイレブン
映像
横澤 宏一郎 [日本]
カミロボファイト
キャラクター
安居 智博 [日本]
ケチャット・ライブ
Web
「ケチャット ライブ」企画開発チーム代表 水藤 祐之 [日本]
サウンドキャンディ
遊具
石橋 秀一/瓜生 大輔/奥出 直人 [日本]
産業経済新聞社 / SANKEI EXPRESS / “7DAYS”
映像
多田 琢 [日本]
シーマン2 ~北京原人育成キット~
ゲーム
斎藤 由多加 [日本]
スーパーペーパーマリオ
ゲーム
「スーパーペーパーマリオ」開発チーム代表 川出 亮太 [日本]
ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス
ゲーム
「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」開発チーム代表 青沼 英二 [日本]
ゼルダの伝説 夢幻の砂時計
ゲーム
「ゼルダの伝説 夢幻の砂時計」開発チーム代表 岩本 大貴 [日本]
ソフトさんの悲劇
キャラクター
杉山 実 [日本]
ニコニコ動画
Web
「ニコニコ動画」制作チーム代表 中野 真 [日本]
ピアノ
映像
中島 信也 [日本]
ヒューマンプレイヤー
遊具
「ヒューマンプレイヤー」開発チーム代表 高橋 晋平 [日本]
フェイスバンク
遊具
高田 栄一 [日本]
ペプシネックスダンス
Web
城戸 雅行 [日本]
ホワイトプラン「パソコン篇」
映像
佐々木 宏 [日本]
ポケモンバトルレボリューション
ゲーム
山名 学 [日本]
ミスタースプラッシュ!
ゲーム
プロジェクト エフ ディレクター 犬飼 博士 [日本]
琉球ディスコ / ナイスデイ フィーチャリング ビート・クルセイダース
映像
RYUKYUDISKO/小島 淳二 [日本]
actface
映像
「actface」制作チーム代表 猪子 寿之 [日本]
ALWAYS 続・三丁目の夕日
映像
山崎 貴 [日本]
BeHaveYour ZOOGAMI
Web
Alessandro ORLANDI [イタリア]
Cellメタル
ゲーム
武藤 玄 [日本]
Gears of War
ゲーム
Cliff BLESZINSKI [日本]
Freqtric Project
遊具
馬場 哲晃 [日本]
Halo® 3
バンジースタジオ(スタジオマネージャ:ハロルド ライアン)ゲーム [日本]
Le Musicien
映像
Kinda [日本]
JUST DO IT/ Enjoy The Pressure
映像
田邊 慎太郎 [日本]
Mountain Guitar
遊具
金箱 淳一 [日本]
PANTONEケータイ/変身篇
映像
佐々木 宏 [日本]
Mr.Children 彩り
映像
森本 千絵 [日本]
VAIO Interactive Adverts
Web
「VAIO Interactive Adverts」企画開発チーム代表 水藤 祐之 [日本]
PC-DARTS
遊具
「PC-DARTS」開発チーム代表 笠川 弘史 [日本]
The Handshake Company
Web
福岡 正章 [日本]
「大日本インキ化学工業株式会社」CMシリーズ
映像
森本 千絵 [日本]
「WHERE’S THE NEXT?」シリーズ
映像
ドリスコール リード / クリス ハッチンソン [日本]
審査講評
- 福井 信蔵クリエイティブディレクター【作品カテゴリ別講評】ウェブメディア芸術祭の審査にあたって僕が外せないと考える視座は、作品としての完成度はもちろんのこと、美意識の高さや、感性に直接訴えかけるコンセプトの存在。そして、わかりやすさも重要だ。さらに歴史の浅いウェブ部門の審査にあたっては、過去の作品を一段越えようという意識や、既成概念に挑戦し、打破しようという姿勢があるかどうかを僕は評価したい。僕はその取り組みが、人々に新しい経験を与えるところに帰着しているウェブ作品こそ、次を切り開いた価値ある作品だと考えるからだ。そうした視点からこの賞に値する作品が最終審査に残った。その中で、最も新鮮な印象と豊かなインタラクティブ体験を生み出した『DAYDREAM』が最も高い評価を得る結果となった。
- 田中 秀幸【作品カテゴリ別講評】映像今回のエンターテインメント部門の審査のなかで、イノベーティブという部分がひとつの審査基準となっていたが、それは現代における革新的な映像表現とはいったい何なのかということを考えさせる選考会にもつながったと思う。新たな作品の価値を発見することができるのも、エンターテインメント作品として映像、ゲーム、ウェブサイト、玩具など、既成のジャンルを飛び越えた括りで審査していくメディア芸術祭ならではないだろうか。
- 河津 秋敏ゲームデザイナー【作品カテゴリ別講評】ゲーム・遊具・キャラクター・その他ゲームは応募作品のどれもが完成度が高く、ゲームとしてのおもしろさも一定の水準を超えているものばかりであった。その点で、ゲーム文化の定着を感じさせた。一方で、よくできているがゆえに、作り手の個性が見えづらくなっているのも事実である。作品性と商品性の両立という難しい課題がプロの作り手には突きつけられている。遊具・キャラクター・その他には優秀賞がないという結果になった。新奇性や作者性において飛び抜けた物がなく、他のジャンルの作品に圧倒された感がある。ゲームはメーカーから、遊具・キャラクター・その他は個人・団体からの応募がほとんどとはっきり色分けされすぎている。応募の傾向が変わることを期待したい。
- 水口 哲也革新的な表現や新しい創出による刺激に期待して2007年のエンターテインメント部門は、高解像度(ハイデフ)から携帯(ポータブル)、そして新しい入力装置を伴った新しいプラットフォームや、新しい映像表現、ウェブ、遊具、本に至るまで、広範囲に拡散しつつある数多くのエンターテインメント作品を「いかに革新的であるか」という視点で審査した。大賞作品である『Wii Sports』は、新しいコントローラの遊び方や楽しさを、日本のみならず、世界に広めた実績を高く評価した。その他の作品にも、革新的な映像表現を追及する作品や、ネットワーク機能を追求した新しい遊びの創出など、新たな進化樹形図の片鱗が見え隠れする年だったのではないかと思う。今後ますます、国境や世代を越えて、地球規模の文化を刺激するような、意欲的な作品の登場に期待したい。