第17回 エンターテインメント部門 優秀賞
プラモデルによる空想具現化
ジオラマ、ガジェット
池内 啓人
作品概要
本作は「プラモデルによる空想具現化」をテーマに、パソコンをはじめその周辺機器をプラモデルを用いて改造し、ジオラマを作ることで、誰もが一度は空想するであろう世界を創り出したものだ。個人の記憶を保存する建物としてのパソコンは、その記憶を守るための要塞基地として、縦横無尽に動き回るマウスは防衛用の戦車として、本来の形状や使われ方に着想を得た具現化を施され、そのものが持つ特色や可能性が浮き彫りにされている。改造されたパソコンや周辺機器は、世界観を演出する建造物や風景として造形し直されているものの、機器を構成する電子回路や配線、機構などは破損されずに保たれており、そのまま使用することが可能である。
贈賞理由